今回の目玉は何と言っても、Quake 1やQuakeConにちなんだ報酬が手に入る無料のバトルパスです。30周年という節目を祝うこのパスでは、往年のファンにはたまらない「DISINTEGRATOR ロケットランチャー」や「EARTH MAGIC 表彰台」といったバニティアイテムが登場しています。ログインするだけで全プレイヤーがこれらの報酬にアクセスできるのは、コミュニティへの素晴らしい還元と言えるでしょう。
技術面では、長年プレイヤーが求めていたネットワークコードのオーバーホールが実施されました。パケットロスの軽減や、プロジェクタイル(弾速武器)の予測精度の向上、ラグ補償アルゴリズムの調整が行われています。これにより、高速な戦闘中でもより正確な当たり判定が期待でき、アリーナシューターとしての競技性が一段と研ぎ澄まされました。
また、ゲームプレイに直結する新機能として「アーマーヒット音(Armor Hit Beeps)」が導入されました。これは『Quake 4』にインスパイアされたシステムで、敵のアーマーにダメージを与えた際に独特のビープ音が鳴るようになります。視覚情報だけでなく、音で敵の消耗具合を判断できるようになったことは、ハイレベルな立ち回りにおいて大きなアドバンテージとなるはずです。
チャンピオンのバランス調整も多岐にわたります。多くのキャラクターで移動速度の上限(スピードキャップ)が引き上げられたほか、ClutchのバリアやRangerのダイアオーブといったアビリティの挙動が見直されました。全体として、よりスピーディーでアグレッシブなメタへの回帰を目指している印象を受けます。さらに、味方の死亡地点を表示するPOI機能や、武器・パワーアップをその場に落とすコマンドの追加など、チームプレイを円滑にするQoLの改善も光ります。30周年を機に、再び最前線のアリーナへ飛び込む絶好のタイミングがやってきました。
