Pathologic 3の最新アップデート(Update #6)が配信され、ダニイル・ダンコフスキーの過酷な12日間にさらなる没入感と安定性がもたらされました。
今回のアップデートの核となるのは、本作の象徴的なシステムである「思考の宮殿(Mind Palace)」への広範な改善です。ゲーム全体を通して複数の思考の宮殿に修正と調整が加えられ、物語の断片を整理し、街の謎を解き明かすプロセスがよりスムーズになりました。論理の糸をたどる際に発生していた細かな不具合が解消されたことで、プレイヤーはより深くダニイルの思考に同期できるはずです。
また、プレイヤーの要望に応える形でUIの柔軟性も向上しています。デフォルトでF11キーを押すことにより、HUDを完全にオフにできるようになりました。この街の不気味ながらも美しい景観を、一切の邪魔なしにスクリーンショットに収めたいプレイヤーや、よりハードコアな没入感を求めるプレイヤーにとって待望の機能と言えるでしょう。
演出面では、躁状態(Mania)や無気力(Apathy)の獲得エフェクトがリファインされたほか、メニュー操作音の追加、そしてポリヘドロン(多面体)から出る際のドアの音の修正など、音響面での微調整が光ります。こうした一見小さな修正が、異質な街のリアリティを支えています。さらに、Steam Deckや低スペックCPU環境でのテクスチャストリーミングの改善など、パフォーマンスの最適化も実施されました。
死病に抗う12日間は依然として過酷ですが、今回のアップデートによって、その苦しみはより「意図された形」でプレイヤーに届けられることになります。各ハードウェアでの安定性が増した今、改めて街の深淵へと足を踏み入れる時が来たのかもしれません。
