Europa Universalis Vに最新の緊急修正パッチ1.2.3(チェックサム: 6a4a)が配信されました。今回のアップデートは、1.2.2で発生していた問題の修正に加え、国家運営の根幹に関わる「官僚制」の数値調整、そしてAIの外交ロジックへのメス入れが主な内容となっています。
今回の修正で最も注目すべきは、神聖ローマ帝国における「ラントフリート(Landfriede)」施行時のAIロジックの変更です。これにより、帝国内の平和維持に関するAIの挙動がより意図した通りに機能するようになります。また、ヴァラング隊などのユニット表示バグや、亡命・独裁官に関連するイベントチェーンの不具合も解消されており、プレイの安定性が向上しています。
戦略的な影響が大きいのは、各種官僚制(Bureaucracy)へのバランス調整でしょう。主な変更点は以下の通りです:
- 弱体化:儀式的官僚制(Ritualistic)、帝国議会(Imperial Senate)
- 強化:テマ制(Thémata)、ロマニタス(Romanitas)、バシリキ(Basiliká)
特にローマ系の制度が強化されたことで、ビザンツ帝国などの国家での内政ビルドに新たな選択肢が生まれています。一方で、強力すぎた帝国議会などは下方修正を受け、より慎重な制度選択が求められるメタへと移行しそうです。
また、宣戦布告の正当な理由(CB)がない戦争のコストが宗教別に差別化されたほか、スクリプトによるコア(中核州)の持続期間が100年に延長されました。これにより、歴史的な再征服や領土維持の難易度が微妙に変化しています。
今後のアップデート予定:1.2.4と1.3への展望
開発のParadox Tintoは、早くも次週(2026年5月22日週)にパッチ1.2.4の配信を予定していることを明かしました。次回の焦点は「AIの軍隊挙動」と「傭兵の雇用ロジック」の改善、そしてDLC「Fate of the Phoenix」に関連する不具合修正になるとのことです。
さらに、次期メジャーサイクルとなる1.3開発では、コミュニティから最も要望の多い「パフォーマンスの最適化」を最優先事項として掲げています。広大なマップと複雑なシミュレーションを誇る本作だけに、後半戦の動作軽量化は全プレイヤーにとって朗報と言えるでしょう。
