トラックのキャビンでの操作が、よりスマートに、そして直感的に進化しようとしています。SCS Softwareは現在、American Truck SimulatorとETS2の両タイトルに向けて、新たな「マルチファンクションディスプレイ(MFD)」を開発中であることを明かしました。
長年このゲームをプレイしているファンなら、機能が増えるたびに複雑化していくキー割り当てに頭を悩ませたことがあるはずです。今回のMFD導入の最大の目的は、まさにその「キーバインドへの依存」を減らし、ゲームのアクセシビリティを向上させることにあります。
この新しいMFDは、走行中にゲームを一時停止することなく操作可能です。具体的には、以下のような機能が統合される予定です。
- 運転支援システム:クルーズコントロールや車線維持支援などの設定変更
- ライティング:各種ライトの点灯・消灯をリストから選択
- メディア操作:インゲームラジオや音楽のコントロール
- トリップ情報:燃費や走行距離などの詳細データ確認
特筆すべきは、単にメニューが表示されるだけでなく、各項目に現在割り当てられているキーバインドがコンテキストに合わせて表示される点です。これにより、「あの機能、どのキーだっけ?」と設定画面を開き直す手間がなくなります。これはキーボード派だけでなく、ボタンの数に限りのあるコントローラーやハンコン(ステアリングコントローラー)を使用しているプレイヤーにとって、劇的なQoL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上をもたらすでしょう。
このMFDは現在プロトタイプ段階にあり、最近追加されたダメージ状況や財務情報のウィジェットに続く、大規模なUI刷新の一環として位置づけられています。広大なアメリカのハイウェイを走る際、より運転そのものに集中できる環境が整いつつあります。実装時期についてはまだ明言されていませんが、シム系ゲームとしての没入感を損なわずに利便性を高めるこのアップデートは、ベテラン・新人問わず待ち遠しいものになりそうです。
