まず、空軍プレイヤーにとって最大の注目点は、B-52HおよびTu-95Mのスポーン位置の変更です。これらの巨大な機体は、これまで離陸に多大な時間を要していましたが、Air Realistic Battles(空リアリスティックバトル)において空中スポーンが可能になりました。これにより、接敵までの時間が短縮され、戦略爆撃機としての本来の役割を果たしやすくなっています。また、高度10km以上での外部爆弾投下制限に関する不具合も修正され、高高度からの精密爆撃がより確実なものとなりました。
イベント「Nuclear Thunder」においては、コンボイや拠点を守るAIの対空自走砲(SPAA)に重要な変更が加えられました。これまでは無限に射撃を続けていた対空砲ですが、今回のアップデートで弾薬数に制限が設けられ、リロードメカニクスが導入されています。これにより、攻撃機側は対空砲の弾切れを突くといった戦術的なアプローチが可能になり、PvE要素における駆け引きの幅が広がりました。
地上車両に関しては、ステータスカードに表示されている装甲厚と、実際のモデル上の装甲値に乖離があった問題が修正されました。これは一見地味な修正ですが、ミリ単位の貫通力が生死を分けるこのゲームにおいては、防御計画を立てる上で極めて重要な変更と言えます。
技術的な面では、Intel ARC GPUを使用している環境でDirectX 11を選択している場合、クラッシュを回避するために自動的にDirectX 12へ切り替わる処理が実装されました。最新世代のハードウェアでプレイしているユーザーにとって、安定性が向上するのは嬉しいニュースです。全体として、今回のパッチは派手な新兵器の追加こそありませんが、ゲームプレイの快適さと公平性を着実に高める内容となっています。
