19世紀の美しい地中海沿岸を舞台にした都市建設シムTown to Cityが、ついに早期アクセスの殻を脱ぎ捨てます。開発のGalaxy Groveは、本作のバージョン1.0正式リリース日を2026年5月26日に決定したと発表しました。
昨年9月の早期アクセス開始以来、ボクセルアートで描かれる独特の景観と、自由度の高い建築システムでコアなファンを掴んできた本作。今回の1.0アップデートは、単なる正式版への移行に留まらず、プレイヤーの戦略を大きく広げる新要素が多数盛り込まれています。
最も注目すべきは、新たに追加される「観光ルート(Tourist Routes)」機能です。これまでのTown to Cityは、住民のニーズを満たし都市を拡大させることが主眼でしたが、1.0からは「外からの視点」が重要になります。プレイヤーは街の景勝地を巡るルートを設計し、観光客を呼び込むことで、都市の経済に新たな活路を見出すことが可能になります。これは、単なる効率化重視の街づくりから、より美的で「見せる」街づくりへとメタをシフトさせる面白い試みと言えるでしょう。
また、正式リリースに合わせて完全新規のマップも追加されます。地中海の温暖な気候を感じさせる新たな土地で、どのような地形的制約が待ち受けているのか、建築マニアたちの腕が鳴るところです。さらに、ゲームプレイに目的意識を与える新しいクエスト群も実装されるため、サンドボックス的な自由さの中に、しっかりとした達成感も提供される形になります。
ストラテジーゲームとしての深みが増す一方で、本作の魅力である「ゆったりとした空気感」は維持されています。5月26日のフルローンチに向けて公開された新トレーラーでは、活気あふれる街並みと、新機能によって観光客が賑わう様子が確認できます。理想の地中海都市を完成させるための最後のピースが、間もなく揃おうとしています。
