Stellarisの開発チームから、4.3 「Cetus」オープンベータにおける野心的な実験的変更が発表されました。今回の目玉は、長年ゲームの根幹を支えてきた「Popの志向(Pop Ethics)」と「志向の推移(Ethics Drift)」のロジックに対する抜本的なオーバーホールです。
これまでのシステムでは、個々のPopグループが単一の志向を持っていましたが、新しいアプローチではPopグループが複数の志向を「パーセンテージ」で保持する形式に変更されます。これにより、内部的な計算ロジックが簡素化され、膨大な数のPopグループを管理する際の負荷が軽減される見込みです。プレイヤーにとっては、帝国全体の思想背景がよりダイナミックかつ視覚的に分かりやすくなる変化と言えるでしょう。
ただし、この変更は非常に広範囲に及ぶため、既存のセーブデータとの互換性が失われる「Save-breaking」なアップデートとなります。現在進行中の銀河征服がある方は、来週火曜日に予定されているベータ更新のタイミングに注意が必要です。開発チームは、この派閥と志向の変更テストが順調に進めば、3月中旬には4.3 「Cetus」の正式リリースを迎えたいと考えています。
また、2026年2月26日版のパッチノートでは、以下のバランス調整も含まれています:
- 伝統の名称変更と効果の微調整
- 「Mutagenic Spas(変異原性浴場)」のバランス調整
- 「Experimental Sentencing」などの市民権や政策に関する修正
- 多数のバグ修正とUIの改善
今回の志向システムの変更は、単なる数値調整ではなく、ゲームのパフォーマンスと後半戦の快適性に直結する重要なステップです。特にMOD制作者にとっては「pop_has_ethic」トリガーの削除など、技術的に大きな転換点となるでしょう。Paradoxはこの実験を通じて、より洗練された銀河シミュレーションの構築を目指しています。
