Hell Let Looseの戦場に、大きな戦術的変化が訪れようとしています。Team17はパッチ19.1に向けた「実験的ブランチ(Experimental Branch)」の更新を発表し、長年議論の的となってきた砲兵(アーティラリー)システムの抜本的な見直しに着手しました。
今回のアップデートの核となるのは、砲兵の運用コストとリソース管理の変更です。これまで砲兵はチームの弾薬リソースを激しく消費する存在でしたが、新たな仕様では「弾薬ノード」の近くに設置された砲が30秒ごとに1発の砲弾を自動生成するようになります。さらに、再補給コストも120弾薬へと引き下げられ、指揮官のリソースを枯渇させることなく、より持続的な支援射撃が可能になります。
また、砲兵部隊の役割名も刷新されます。「エンジニア」は「オペレーター」に、「サポート」は「ガンナー」へと名称変更され、役割がより明確化されました。特筆すべきは、砲兵によるキルが部隊全体のスコアとしてカウントされるようになる点です。これにより、後方支援を担当するプレイヤーの貢献度も正当に評価される仕組みが整います。
自走砲(SPA)についても、戦術の幅を広げる重要な調整が行われました。これまでは停止して射撃するのが基本でしたが、1速以下の低速走行中であれば移動しながらの射撃が可能になります。射程計算の修正と相まって、前線の動きに合わせた柔軟な火力支援が期待できるでしょう。
マップ関連では、レマーゲン(Remagen)に歴史的な修正が入りました。ロード画面やタクティカルマップに表示される日付が、従来の1945年3月7日から3月12日へと変更されています。これは、当時のポンツーン橋(舟橋)の運用実態に合わせた微調整であり、リアリズムを追求する本作らしいこだわりと言えます。
これらの変更は3月13日から開始される公開テストで検証されます。砲兵のメタが「リソースの浪費」から「戦略的な専門部隊」へとシフトするかどうか、プレイヤーコミュニティのフィードバックが注目されます。
