長年、初期クオリティのままだったベネルクス地域が、最新の技術とディテールでゼロから作り直されました。都市の景観からジャンクションの構造まで、現在のゲーム水準に合わせて刷新されており、古くからのプレイヤーにとっては全く新しい景色の中を走る新鮮な体験になるはずです。特にアムステルダムやブリュッセルといった主要都市の変貌ぶりは、物流の拠点としてのリアリティを大幅に向上させています。
また、マップ関連では「Scandinavia DLC」所有者向けに、スウェーデンのヨーテボリに実在する「ボルボ・トラック・エクスペリエンスセンター」が追加されました。実在のメーカー施設を訪れることができるのは、シミュレーターとしての没入感を高める嬉しい要素です。
機能面での大きな変更点は、新しい救助システム「Tow to Road(道路への牽引)」の導入です。これまでスタックしたり横転したりした際は、最寄りの修理工場までワープするしかありませんでしたが、この新機能(デフォルトF7キー)を使えば、少額の手数料でその場の道路上へ復帰できるようになります。配送の遅延を最小限に抑えたいプロドライバーにとって、非常に実用的なオプションと言えるでしょう。
さらに、トレーラーの冷却ユニットが実在メーカーの「Thermo King(サーモキング)」へと置き換わり、ビジュアルのリアリティが強化されました。アドバイザーUIには「財務」や「ダメージ」のウィジェットが追加され、スキルス画面もより直感的なデザインへとリニューアルされています。
今回のアップデートは、単なるビジュアルの向上に留まらず、日々の配送業務をより快適にするQoL(クオリティ・オブ・ライフ)の改善が光ります。ベータ版のため不具合の可能性はありますが、一足先に進化したヨーロッパの道を確かめてみる価値は十分にあります。
