今回のアップデートで最も注目すべきは、プレイヤーからのフィードバックを反映したアクセシビリティの向上です。特に「No survival(サバイバルなし)」オプションの強化は大きく、有効にすることで各種ゲージが自動的にリフィルされるようになりました。これにより、リソース管理のプレッシャーを排除し、純粋にルート構築と登攀の技術だけに集中したいプレイヤーにとって、カミ山はより開かれた場所となるでしょう。また、窮地に陥った際に有用なサバイバル物資が見つかりやすくなる調整も加えられており、絶望的な状況からの逆転劇が生まれやすくなっています。
操作面では、要望の多かった「自動指テーピング」機能が追加されました。過酷な岩壁で指を保護する作業はリアリティを高める一方で、頻繁な操作がリズムを損なう側面もありましたが、この機能によってクライミングのフローを維持しやすくなります。さらに、エイヴァの疲労度や努力を視覚的に捉える「呼吸フィードバック」の表示オプションも登場。画面上の視覚情報として彼女の息遣いを感じられるようになり、一歩一歩の重みがよりダイレクトに伝わるようになっています。
登攀の合間に絶景を切り取るフォトモードも進化しました。エイヴァのフードを外して表情を確認したり、蓄積したダメージレベルを変更してドラマチックな演出を加えたりすることが可能です。さらにロゴの追加も可能になり、自分だけの「初登頂記念写真」をより完璧なものに仕上げられるでしょう。
挙動面でも改善が見られ、壁を降りる際の動作がより安定し、意図しない滑落を防ぐ調整が入っています。また、フリーソロモードにおけるクライムボット(Climbot)の距離感も最適化されました。これらの細かな修正は、一瞬の判断が命取りになる本作において、操作の信頼性を高める重要なアップデートと言えます。過酷な自然に立ち向かうエイヴァの旅は、今回のQoL向上によって、より深く、そしてより快適な体験へと昇華されました。
